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雇用保険の加入期間を合算する

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雇用保険の加入期間を合算して受給条件を確認する方法

雇用保険の加入期間を合算したいと考えている離職者の方へ、手続きの進め方を解説します。以前の会社での加入期間を現在の状況に引き継ぐことで、失業保険の受給に必要な期間を満たせる場合があります。

  • 離職票などの書類をハローワークへ提出する
  • 以前の加入期間が通算される条件がある
  • 加入期間の合算はハローワークでの手続きが必要
  • 受給資格の判定はハローワークが行う

最終更新: / 出典: ハローワーク

雇用保険の加入期間を合算するまでの流れ

雇用保険の加入期間を合算し、失業手当(基本手当)の受給に役立てるための手順を解説します。

合算の要件を満たせば、以前の会社での加入期間を、新しい会社での期間と合わせて計算できます。

ただし、離職から再就職までの空白期間や、基本手当等の受給歴によって合算の可否が分かれます。

手続きは、主に以下の5つの工程で行います。

  1. 以前の会社から「離職票」を受け取る
  2. 新しい会社で雇用保険の被保険者になる
  3. ハローワークへ行き、加入期間の合算を申し出る
  4. ハローワークの窓口で、合算が可能か判定を受ける
  5. 判定結果に基づき、失業の状態に応じた給付の手続きを進める

まず、以前の会社から離職票(離職したことを証明する書類)を受け取ることが出発点です。

離職票が手元に届かない場合は、以前の会社へ発行を依頼してください。

前職の加入期間との通算は、基本手当の受給資格を判定する際にハローワークが確認します。

基本手当の受給手続では、ハローワークが過去の加入期間を確認して通算します。

合算の申し出には、以前の会社から発行された離職票などの証明書類が必要です。

合算ができるかどうかは、加入期間の空白期間や、基本手当等の受給歴によって分かれます。

例えば、空白期間が1年を超える場合や、基本手当等を受給した場合は、以前の期間を通算できません。

最終的な判断は、管轄のハローワークが行います。

手続きを進める際は、事前の確認が重要です。

以前の会社から離職票が届かない場合や、合算の要件に当てはまるか不安な場合は、早めに管轄のハローワークへ相談してください。

窓口では、これまでの加入履歴がわかる書類を持参するとスムーズです。

合算の手続きが完了したあとに、失業の状態に応じた給付の手続きへと進みます。

なお、基本手当の受給資格を判定する際の通算には、新しい会社への再就職は必要ありません。

また、離職票の紛失や、以前の会社が倒産して書類が手に入らないといった特殊なケースもあります。

そのような場合は、ハローワークの窓口で相談し、代替となる確認方法を検討してください。

通算された期間は、基本手当の受給資格や所定給付日数の判定に用いられます。

判定後に受給手続きを行う際は、合算された期間が正しく反映されているか確認しましょう。

もし、合算が認められない場合でも、個別の事情により別の救済措置がある可能性も否定できません。

不明な点は、居住地または勤務地を管轄するハローワークの窓口へ直接問い合わせるのが確実です。

いま、加入期間の合算や離職理由による違いを確認している状態だとします。どちらをしたいですか。

当てはまらない方法を選ぶ必要はありません。いまの自分に近いほうを選んでください。

この記事の手順で進められます。

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手続きの期限とタイミング

加入期間の合算を希望する場合、手続きを行うタイミングに注意が必要です。合算の判定は、失業の状態に応じた給付の手続きとあわせて行われます。

基本手当(失業の状態にあるときに支給される手当)の受給を検討している方は、離職票が届き次第、速やかに管轄のハローワークへ相談してください。

手続きの目安を以下の表にまとめています。

手続きのタイミングの目安
手続きの内容 タイミングの目安 備考
離職票の受け取り 退職後、会社から届き次第 会社による発行手続きによります
ハローワークでの申請 離職票が手元に届いたあと 失業の状態にあるとき
加入期間の合算申出 失業の手続きと同時、またはその後 判定はハローワークが行います

離職票は、会社が離職証明書などをハローワークへ提出した後、ハローワークが発行し、会社を通じて離職者へ交付される書類です。

会社が離職票の作成を遅らせる場合、ハローワークへ相談することで、手続きの進め方について助言を受けることができます。

合算の要件を満たしているか、あるいはいつまでに手続きを終えるべきかについては、管轄のハローワークで確認してください。

窓口では、以前の会社での加入期間や、離職した理由などの詳細な状況をもとに、合算が可能かどうかの判定が行われます。

ただし、合算の申し出は、失業手当の受給手続きを行うタイミングで行うのが一般的です。受給手続きを完了した後に合算を申し出た場合、給付額の再計算が必要になることがあります。

また、離職票に記載されている「離職理由」は、受給要件や所定給付日数などに影響する場合があります。自己都合による離職か、会社都合による離職かによって、合算の条件や適用されるルールが異なるためです。

手続きの際は、以前の会社での雇用保険加入期間がわかる書類や、離職票を忘れずに持参しましょう。書類に不備があると、その場で判定ができないケースもあります。

もし、以前の会社から離職票が届かない、あるいは合算の条件に当てはまるか判断がつかないときは、迷わず管轄のハローワークの窓口へ問い合わせてください。

参考:雇用保険法施行規則 第16条(e-Gov法令検索)

雇用保険の被保険者期間の数え方

雇用保険の被保険者期間は、加入していた期間の長さによって決まります。
この期間は、基本手当(失業手当)を受け取るための条件に関わります。

被保険者期間は、離職日から1か月ごとに区切り、賃金支払基礎日数が11日以上または労働時間が80時間以上ある月を1か月と数えます。ただし、加入要件を満たさない期間は含まれません。

複数の会社を渡り歩いている場合でも、一定の条件を満たせば期間を合算できます。
ただし、合算できるかどうかは、離職の理由や加入の状況によって異なります。

現在の状況によって、雇用保険の扱いがどのように変わるかを整理しました。
ご自身の立場に近い項目を確認してください。

雇用保険の加入状況と扱いの例
現在の立場 雇用保険の扱い 次に見るところ
正社員 被保険者として加入中 給与からの保険料控除
契約社員 被保険者として加入中 契約期間と加入期間
パート・アルバイト 週の労働時間により加入 加入要件の確認
休職中の在籍者 被保険者の資格を継続 休職中の保険料負担
退職して任意継続を選んだ人 健康保険の資格を継続 健康保険の支払い方法
退職して国民健康保険に入った人 雇用保険の資格は終了 失業手当の受給要件
家族の扶養に入った人 雇用保険の資格は終了 扶養の条件
産前産後・育児休業の人 被保険者の資格を継続 休業中の給付制度

被保険者期間の計算では、離職から再就職までの空白期間が影響します。
空白期間があっても、前回の離職理由や加入状況により合算が認められる場合があります。

合算の可否は、空白期間や基本手当等の受給歴によって制限されます。
自己都合か会社都合かによって、適用されるルールが異なるためです。

例えば、離職から再就職までの空白期間が1年を超える場合、以前の被保険者期間は通算されません。
また、前職の離職後に基本手当等を受給した場合、その離職日以前の期間は通算されません。

具体的な判定基準は、管轄のハローワークで確認してください。
窓口では、以前の会社での加入履歴などの詳細な情報をもとに判定が行われます。

手続きの際は、離職票や雇用保険被保険者証などの書類を準備しましょう。
書類に不備があると、その場で判定ができないケースもあります。

もし、以前の会社から離職票が届かない、あるいは合算の条件に当てはまるか判断がつかないときは、
迷わず管轄のハローワークの窓口へ問い合わせてください。

加入期間を合算して10年を超える場合

雇用保険の加入期間を合算した結果、合計が10年以上になるケースがあります。この場合、基本手当(失業手当)を受け取るための条件が変わります。

離職理由によって給付制限がある場合

自己都合による退職など、一定の理由で離職したときは、基本手当の支給が制限されることがあります。この制限期間がある場合でも、合算した加入期間が10年を超えていれば、給付される日数の計算に影響します。

合算した期間が10年以上かどうかで、受給できる日数の区分が変わる場合があるため、事前の確認が要ります。具体的な日数は、管轄のハローワークが判定します。

ただし、離職理由が「特定理由離職者」などに該当する場合は、給付制限の扱いが異なることがあります。自身の離職理由がどの区分に該当するか、離職票の内容をよく確認してください。

離職理由によって給付制限がない場合

会社都合による退職など、給付制限がない理由で離職したときは、加入期間に応じた日数が適用されます。

合算した期間が10年以上になると、受給できる日数が多くなる区分に該当する場合があります。これにより、失業手当の受給期間が長くなる可能性があります。

以前の会社での加入履歴が正しく合算されているか、離職票などの書類で確認してください。合算の判定については、管轄のハローワークへ相談できます。

もし合算が反映されていないと感じた場合は、前職の雇用保険被保険者資格喪失証明書などの提出を求められることがあります。窓口では、過去の加入履歴に基づいた正確な期間の算出が行われます。

また、合算の対象となる期間には、離職から再就職までの間に空白期間がある場合など、条件による違いが生じることもあります。

ただし、空白期間があっても、前回の離職理由や加入状況により合算が認められる場合があります。

詳細な判定基準については、管轄のハローワークの窓口で直接確認することをおすすめします。手続きの際は、以前の会社での雇用保険加入期間がわかる書類や、離職票を忘れずに持参しましょう。

書類に不備があると、その場で判定ができないケースもあります。

手続きがうまくいかないときの相談先

雇用保険の合算手続きを進める中で、書類が届かない、あるいは合算の判定について疑問が生じる場面があります。状況によって、相談すべき窓口が異なります。

会社とのやり取りで困っている場合

離職票などの書類が会社から発行されない、あるいは合算に必要な情報が会社に伝わっていないといった状況です。この場合は、まず現在の勤務先、または退職した会社へ連絡してください。

会社に対して、離職票の交付を求める権利があります。会社が離職票の作成を遅らせる場合、管轄のハローワークへ相談することで、手続きの進め方について助言を受けることができます。

なお、会社が倒産している場合や、連絡が取れない場合でも、ハローワークが状況を確認し、手続きの代替案を提示してくれることがあります。ただし、会社側の過失による遅延かどうかも確認が必要です。

会社との間で金品の返還や未払い賃金などのトラブルが発生している場合も、本人が会社と交渉することはできます。弁護士でなければ扱えない用件か、まずは状況を整理してください。

ハローワークでの手続きで困っている場合

ハローワークでの申請中に、加入期間の合算が認められない、あるいは受給できる日数の計算に納得がいかないといった状況です。この場合は、手続きを行っている管轄のハローワークへ相談してください。

合算の判定や、基本手当の受給資格、給付される日数の詳細については、管轄のハローワークが判断します。窓口では、現在の状況に基づいた具体的な手続きの方法について説明を受けることができます。

書類の不備や、以前の会社での加入履歴が正しく反映されていないと感じたときは、窓口の担当者に確認してください。前職の雇用保険被保険者資格喪失証明書などの提出を求められることもあります。

もし、以前の会社が雇用保険に加入していなかった場合や、加入期間が短すぎて合算の条件を満たさない場合は、合算自体ができない可能性があります。判定基準の詳細については、窓口で直接確認しましょう。

不明な点があるまま手続きを進めると、受給開始が遅れることもあるため、早めの確認が要ります。窓口へ行く際は、手元にある離職票や雇用保険被保険者証などの書類をすべて持参するとスムーズです。

雇用保険の加入期間に関するよくある勘違い

複数の会社で働いていますが、労働時間はすべて合算されますか

いいえ、原則として労働時間は合算されません。雇用保険の加入要件である週の所定労働時間は、それぞれの事業所ごとに判定されます。

ただし、65歳以上の方で、複数の事業所で働く「雇用保険マルチジョブホルダー制度」の要件を満たす場合は、労働時間を合算できる仕組みがあります。

学生としてアルバイトをしていても、加入期間に含められますか

いいえ、昼間学生として働いている期間は、原則として雇用保険の加入対象になりません。昼間学生は、雇用保険の適用除外とされています。

ただし、夜間学生や通信制、定時制の学生などの場合は、要件を満たせば加入の対象になり得ます。ご自身の状況は、管轄のハローワークで確認してください。

離職理由に関わらず、待期期間は同じですか

はい、待期期間は離職理由にかかわらず共通です。離職理由によって変わるのは、基本手当の支給が制限される期間(給付制限)の有無などです。

加入期間を合算すれば、必ず受給日数が増えますか

いいえ、合算した結果が一定の基準に達しない場合は、受給日数に影響しません。合算によって受給日数が増えるのは、合計した期間が一定の基準を超える場合です。

具体的な日数の計算や、合算が認められるかどうかの判定は、管轄のハローワークが行います。合算の手続きには、以前の会社から発行された離職証明書などが必要になる場合があります。

加入期間の合算には期限がありますか

前職の期間を通算するには、原則として離職日の翌日から再就職日の前日までが1年以内である必要があります。再就職までの空白期間が1年を超えると、原則としてそれ以前の加入期間は合算できません。

ただし、基本手当等を受給した場合は、空白期間が1年以内でも、その受給資格に係る離職日以前の期間は通算されません。

まとめ

  • 要件を満たせば、以前の会社での加入期間を新しい会社での期間と合わせて計算できます。
  • 合算の手続きは、失業の状態に応じた給付の手続きとあわせて行われます。
  • 合算した結果が一定の基準に達しない場合は、受給日数に影響しません。
  • 昼間学生として働いている期間は、原則として加入の対象になりません。ただし、夜間や通信制などの場合は対象となることがあります。
  • 複数の事業所で働く場合、原則として労働時間は合算されません。

手続きの際は、離職票などの必要書類を準備して、管轄のハローワークへ相談してください。判定には時間がかかる場合があるため、早めの確認が望ましいです。

手続きの進め方や具体的な判定については、退職の手続きの流れを確認しながら進めましょう。

この記事の根拠(一次資料1件)

一次資料

数値は一次情報で確かめてから台帳に入れています(情報源について)。リンク先の内容が変わっているのを見つけたら訂正の受付までお知らせください。

この記事の編集責任者

JPSM INTERNET SERVICE 代表

小笠原 治輝おがさわら はるき

休職から退職までの手続きを自分で経験しました。傷病手当金の申請、雇用保険の受給期間延長、健康保険と年金の切り替えを実際に進めた経験があります。記事は、厚生労働省・e-Gov法令検索・ハローワークの一次情報と突き合わせて確認しています。