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有給休暇をメールで伝える手順といつまでに送るべきか

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退職代行には、労働組合が運営するものと弁護士が担当するものがあります。組合が運営するサービスでは、組合員として団体交渉の形で会社と話し合える場合があります(労働組合法第6条)。ただし、訴訟や損害賠償の請求など法律事務にあたるものは弁護士に限られます(弁護士法第72条)。利用する前に、運営しているのがどこか、組合への加入がどうなるかを確かめてください。

有給休暇をメールで伝える際の手順とタイミング

会社に対して有給休暇の取得をメールで伝える場合、事前の相談と業務の引き継ぎ準備が重要です。この記事では、休みを申請する際の流れや、いつまでに連絡すべきかの目安、メールに書くべき項目を解説します。

  • メールで休暇を伝える際の手順を確認する
  • いつまでに連絡すべきか目安を知る
  • メールに記載する項目を整理する

最終更新: / 出典: 厚生労働省

有給休暇をメールで伝える際の手順

有給休暇をメールで申請する場合、事前の確認と適切な手順が必要です。
業務への影響を最小限にするため、以下の5つの工程で進めます。

  1. 休暇の要件を満たしているか確認する
  2. 業務のスケジュールと調整する
  3. メールの文面を作成する
  4. 上司へメールを送信する
  5. 送信後の返信を確認する

まず、自身に休暇の権利があるかを確認しましょう。
原則として、雇入れの日から 6か月 勤務し、
全労働日の出勤率が 80% 以上であることが条件です。
ただし、契約内容により付与日数が異なる場合があります。

参考:年次有給休暇をとる条件は?|厚生労働省

週の所定労働時間が30時間未満で、かつ週の所定労働日数が4日以下の場合は、
比例付与の対象となる可能性があります。
ご自身の労働条件を、雇用契約書や就業規則で事前に確かめておきましょう。

次に、業務の調整を行います。
休暇期間中の業務を誰に引き継ぐか、あるいはいつまでに完了させるかを検討します。
メールを送る前に、チーム内での共有が必要な事項がないか確認してください。

ただし、会社によっては事前の口頭相談をルールとしている場合もあります。

メールを作成する際は、休暇の「日付」と「理由(簡潔に)」、
「緊急時の連絡先」を明記します。
詳細な理由は、会社が定めるルールに従い、必要最小限にとどめても問題ありません。

あわせて、不在時の代理担当者についても記載しておくとスムーズです。

送信後は、上司による申請の受付や返信を確認してください。
メールが届いていても、会社所定の申請手続きが完了していないケースがあるためです。
もし返信がない場合は、口頭やチャットツールで状況を確認しましょう。

なお、有給休暇の請求権には時効があります。
付与日から 2年 経過すると時効により消滅するため、
計画的な取得を検討してください。
ただし、未使用分は翌年度へ繰り越すことが可能です。

参考:年次有給休暇権の時効は?|厚生労働省

また、会社には年5日の有給休暇を取得させる義務があります。
これは、本人の請求による取得、労使協定による計画年休、会社による時季指定を合わせて計算します。
対象は、法定の年次有給休暇が 10労働日 以上付与される労働者です。

参考:年次有給休暇の時季指定(労働者向け)|厚生労働省

使用者は、基準日から1年以内に5日を確実に取得させる必要があります。
ただし、すでに本人が5日以上取得済みの場合は、追加の指定は不要です。

いま、有給休暇をメールで申請する手順を確認しているところだとします。どちらをしたいですか。

当てはまらない方法を選ぶ必要はありません。いまの自分に近いほうを選んでください。

自分で進める場合は、次の手順が必要です。

  • 残っている有給の日数を自分で確かめる
  • 取得したい日を決めて会社へ申し出る
  • 引き継ぎの段取りを自分で組む
この続きの手順を読む

ここまで自分でやるのが大変だと感じたら、任せることもできます。

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いつまでにメールを送るべきか

有給休暇の申請メールを送る時期は、会社の就業規則を確認することが大切です。法律で「◯日前までに申請しなければならない」という具体的な日数は決まっていません。

ただし、会社が業務の都合により取得日を変更させる「時季変更権」を行使する場合もあります。円滑な業務遂行のため、事前の調整が求められます。

まずは、ご自身が有給休暇を取得できる状態にあるかを確認してください。雇入れの日から6か月勤務し、全労働日の8割以上を出勤していれば、最初の年次有給休暇が付与されます。

参考:年次有給休暇をとる条件は?|厚生労働省

取得のタイミングに関する目安を、以下の表にまとめています。

有給休暇の申請時期の目安
休暇の種類 メールを送る時期の目安 理由
通常の休暇 数日から数週間前 業務の引き継ぎや調整を行うため
長期の休暇 1か月以上前 人員の確保やスケジュールの再編が必要なため
急な休暇 当日の始業前まで 体調不良など、やむを得ない事情がある場合

急な体調不良などでやむを得ない場合を除き、早めに伝えることが推奨されます。会社によっては、申請の期限を就業規則で定めていることがあります。

期限を過ぎてから申請すると、業務の都合により承認が難しいケースも考えられます。申請方法がメールのみか、別途書面が必要かも併せて確認しましょう。

また、会社側には、年次有給休暇が10労働日以上付与される労働者に対し、基準日から1年以内に5日の休暇を取得させる義務があります。

参考:年次有給休暇の時季指定(労働者向け)|厚生労働省

この義務は、本人の請求による取得分を含めて計算されます。取得が計画通りに進まない場合は、会社から時季を指定される可能性もあります。

付与された有給休暇の権利には時効があります。付与日から2年で時効となるため、計画的な利用が大切です。ただし、未使用分は翌年度へ繰り越せます。

参考:年次有給休暇権の時効は?|厚生労働省

もし申請方法や期限について不明な点があれば、人事担当部署や総務窓口へ相談しましょう。

また、週の所定労働時間が30時間未満で、かつ週の所定労働日数が4日以下の場合は、付与日数などの条件が異なる場合があります。

メールに含めるべき内容と書き方

メールを送る際は、いつ、どの範囲で休みを取るのかを明確に伝えます。
受け取った担当者が、業務の調整をスムーズに行えるように配慮しましょう。

具体的には、以下の項目を記載します。
・休暇を取得する日付
・休暇中の緊急連絡先
・業務の引き継ぎ状況や、不在時の対応方法

文面は簡潔で丁寧な言葉遣いを心がけます。
「お疲れ様です」などの挨拶から始め、休暇の理由(私用など)を添えて申請します。
ただし、理由を詳しく書く必要はありません。

また、ご自身の現在の権利についても、念のため把握しておくと安心です。
有給休暇の付与日数や、会社が取得を促す仕組みについて、以下の表にまとめています。

有給休暇の付与と取得に関する基準
対象となる状況 内容の目安 次に見るところ
継続勤務6か月・出勤率8割以上の労働者 最初に付与される日数:10労働日 付与日数の確認方法
法定の年次有給休暇が10労働日以上付与される労働者 使用者が時季を指定する義務の対象 時季指定のルール
勤続年数が長い労働者(勤続6年6か月以上など) 1回の法定付与日数の上限:20労働日 付与日数の推移
使用者が1年以内に取得させる必要がある日数 5労働日 計画的な取得方法
正社員 会社の就業規則を確認 休暇申請の手順
契約社員 契約内容を確認 契約更新時の扱い
パート・アルバイト 労働時間に応じた付与日数を確認 比例付与の仕組み
休職中の人 復職後の権利を確認 休職中の社会保険
退職して任意継続を選んだ人 健康保険の継続手続きを確認 保険料の支払い

(厚生労働省の情報を基に作成)

週の所定労働時間が30時間未満かつ週の所定労働日数が4日以下の場合は、比例付与の対象となります。
一方で、週30時間以上や週5日以上の勤務であれば、通常の労働者と同じ日数です。

参考:年次有給休暇をとる条件は?|厚生労働省

もし、会社から取得を促されたり、時季指定の案内があったりした場合は、自身の付与日数と照らし合わせて確認しましょう。
管理監督者にも年次有給休暇制度が適用され、年5日の取得義務の対象にもなります。

参考:年次有給休暇とはどのような制度ですか|厚生労働省

いま、有給休暇の付与日数や会社のルールを確認し、メールで伝えようとしている状態だとします。どちらをしたいですか。

どちらを選んでも、この先は最後まで読めます。近いほうを選んでください。

自分で進める場合は、次の手順が必要です。

  • 書式を調べて用意する
  • 記入例を見ながら自分で書く
この続きの手順を読む

ここまで自分でやるのが大変だと感じたら、任せることもできます。

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会社と調整がうまくいかないときの相談先

有給休暇の申請がスムーズに進まない場合、状況によって相談する場所が異なります。
会社とのやり取りで困ったときは、以下の2つのケースに分けて考えてください。

会社とのルールや権利について確認したい場合

有給休暇は法律で認められた権利です。
会社が取得を拒否していると感じる場合は、まずご自身の権利が正しく理解されているかを確認してください。

年次有給休暇の請求権には時効があります。
付与日から2年の間に請求しないと、その権利は消滅します。
未使用分は翌年度へ繰り越せますが、繰り越せるのは前年度分のみです。

参考:年次有給休暇権の時効は?|厚生労働省

もし会社が「有給休暇は取らせない」と一方的に決めているのであれば、それは法律に触れる可能性があります。
まずは、ご自身の契約内容や就業規則を改めて読み直してください。

ただし、会社には「時季変更権」が認められているため、事業の正常な運営を妨げる場合は日程の変更を求められることがあります。
この権利は、労働者の権利を不当に制限するために行使できるものではありません。

参考:年次有給休暇とはどのような制度ですか|厚生労働省

会社との交渉が難しい場合

会社に対して直接、権利の主張や交渉を行うことが難しいときは、外部の窓口を利用する方法があります。
ただし、相談する内容によって、対応できる範囲が異なります。

会社との間で、給与の未払いなどの金銭トラブルや、契約違反に関する具体的な交渉が必要な場合は、弁護士へ相談してください。
弁護士は、個別の事案に対して法的手段を用いた交渉を行うことができます。

弁護士ではない民間事業者は交渉を扱えませんが、労働組合が運営する退職代行は団体交渉を行える場合があります。
あくまで「退職の意思を伝える」ことが主な役割となります。

制度の仕組みや、会社への伝え方について客観的な判断を仰ぎたいときは、労働局などの公的な窓口に相談できます。
お住まいの地域を管轄する労働局や、労働基準監督署が相談を受け付けています。

労働局には、労働問題に関する相談を受け付ける「総合労働相談コーナー」が設置されています。
ここでは、助言や指導、紛争解決の援助など、状況に応じた対応が可能です。

参考:年次有給休暇の時季指定(労働者向け)|厚生労働省

なお、労働基準監督署は、法令違反の疑いがある場合に是正勧告などを行う機関です。
単なる相談だけでなく、具体的な違反の疑いがある場合は、あわせて検討してください。

有給休暇のメールとルールに関するよくある勘違い

メールで申請すれば、会社に断られることはありませんか?

会社には「時季変更権」という、事業の正常な運営を妨げる場合に休みの日を変更させる権利があります。ただし、会社が休暇の取得自体を拒否することはできません。

例えば、代替要員確保の努力をしても、諸事情から事業の正常な運営を妨げる場合などが該当します。ただし、単に「忙しいから」という理由だけで拒否することは認められません。

有給休暇の申請メールを送った時点で、休みは確定しますか?

年次有給休暇は、会社の承認によって成立する制度ではありません。会社の就業規則に基づき、上司の承認や勤怠システムの入力など、所定の手続きが必要な場合があります。

まずは自社のルールを確認しましょう。使用者が適法に時季変更権を行使しない限り、承認がないことだけを理由に欠勤扱いにはできません。ただし、事前の相談を済ませている場合はスムーズです。

「前日までにメールすればいい」というルールは法律で決まっていますか?

法律で申請期限が定められているわけではありません。労働者が希望する日に取得できることが原則です。具体的なタイミングは、各社の就業規則に従う必要があります。

ただし、業務への影響を考慮し、早めに連絡することが円滑な調整につながります。急な申請は、トラブルの原因になる可能性があるため注意しましょう。

一度申請した有給休暇は、後からキャンセルできますか?

会社との合意があれば、申請内容の変更や取り消しは可能です。ただし、すでに業務の調整や代わりの人員配置が進んでいる場合は、断られるケースもあります。

変更が必要になった際は、判明した時点で速やかに連絡しましょう。早めの相談が、周囲への負担を最小限に抑えるポイントです。

有給休暇の権利は、いつまでも使い続けることができますか?

有給休暇の請求権には時効があります。付与日から 2年 を過ぎると、その権利は消滅します。

参考:年次有給休暇権の時効は?|厚生労働省

未使用分は翌年度へ繰り越せますが、時効を過ぎた分は使えません。ご自身の付与日を確認し、計画的に消化することが大切です。ただし、会社が時季指定を行う場合もあります。

まとめ

有給休暇をメールで申請する際のポイントをまとめました。

  • 申請のタイミングは、会社の就業規則を確認して判断します。
  • メールには、休みを取る日程や範囲を明確に記載します。
  • 会社には、業務の都合で休みの日を変更させる時季変更権があります。
  • 有給休暇の請求権には時効があるため、有効期限に注意が必要です。

有給休暇の請求権は、付与日から 2年 で時効となります。

参考:年次有給休暇権の時効は?|厚生労働省

ただし、前年度の未使用分は翌年度へ繰り越せます。計画的な消化を心がけましょう。

また、会社には年5日の取得義務があります。

参考:年次有給休暇の時季指定(労働者向け)|厚生労働省

対象となる労働者には、会社側から時季を指定される場合もあります。ただし、会社は本人の意見を聴き、その意見を尊重するよう努めなければなりません。

有給休暇の具体的なルールや、申請に必要な書類については有給休暇の解説ページにまとめています。

また、会社とのやり取りで困ったときは、伝え方のヒントも参考にしてください。

この記事の根拠(本文内14か所・台帳7項目・一次資料4件)

制度の数値(台帳から出しています)

一次資料

数値は一次情報で確かめてから台帳に入れています(情報源について)。リンク先の内容が変わっているのを見つけたら訂正の受付までお知らせください。

この記事の編集責任者

JPSM INTERNET SERVICE 代表

小笠原 治輝おがさわら はるき

休職から退職までの手続きを自分で経験しました。傷病手当金の申請、雇用保険の受給期間延長、健康保険と年金の切り替えを実際に進めた経験があります。記事は、厚生労働省・e-Gov法令検索・ハローワークの一次情報と突き合わせて確認しています。